母子家庭で「解放された!」と思っているシングルマザーは少なくありません。
ですが、ひとり親ならではの苦労があるのも事実。
そこで、実際にシングルマザーが感じている「困っていること」を紹介します。
シングルマザーが困っていることは何?
まずは、多くのシングルマザーが「困る」と言っていることを5つ紹介します。
とはいえ、結婚している時よりも自由でのびのび過ごせるので「特に困っていることはないよ!」というシングルマザーも多いです。
離婚しなきゃよかった…とはいかないまでも、地味に悩みの種になっていることが多いですね。
①特に教育費が悩みの種!経済面全般
「シングルマザーは手当が充実していてうらやましい」
と、よく言われますが、養育費をもらっていない母子家庭はジリ貧です。
生活保護を受けている家庭は逆にゆとりがある事も多いですが、普通に働いている母子家庭は手当も満額出ず苦しいです。
特に厳しいのが「教育費」。
大学は奨学金なしでは考えにくいですし、習い事や塾に行かせる余裕がないので、子供の将来の選択肢も狭まりがちです。
②子供のメンタルケア
シングルマザーは、子供のメンタルケアにも気を配らなければなりません。
「片親である」という事実だけで不安やストレスになることもありますし、友達関係や学校での問題にはひとりで対応しなければなりません。
一人で悩みながら、子供の心のサポートをするのは大変なことです。
③長時間働きにくい
シングルマザーとして働く場合、長時間働くことが難しいこともあります。
子供の面倒を見るために、定時で仕事を終えなければならないことや、急な子供の体調不良などによる仕事の休みが必要になることがあります。
特に「時間給」で働くお母さんは、働かない期間=無収入となるので、家計もその分苦しくなります。
④家での力仕事
大型家具を組み立てるとき、家の大掃除をするときなど「男手が欲しい」と思うシングルマザーは多いです。
どうしても女性は男性に比べて体格が劣るほか、たった一人ですべてこなす必要があるときは困ってしまいます。
⑤同窓会や送別会など、大人の集まりに参加しづらい
子供が小学生くらいまでは、一人で留守番させておくわけにはいきません。
実家住まい以外のシングルマザーは、子供が家にいるときは自分も家にいておかないといけないので、飲み会はもちろん、同窓会や送別会もいけない事が多いです。
シングルマザーの私が実際に困っていること
私は本業に加えてブログやWebライターで収入を得ているので、上記の困りごとが当てはまらないことも多いです。
続いては、シングルマザーの筆者が実際に困っていることを紹介します。
①男の子なので、トイレや更衣室に付き添えない
母子家庭のなかでも、男の子を持つシングルマザーは「男子トイレ問題」に直面します。
母親は男子トイレ・男子更衣室・男風呂などに付き添えないので、子供がひとりで着替えやトイレを済ませられるようになるまではヒヤヒヤ…
さらに最近は、男の子の性被害も問題となっているので、ある程度大きくなっても目を離すのが心配です。
②「〇〇がない!」という時に買い物に行きづらい
ふと思い立ったときに買い物に行こうと思っても、子供たちだけで留守番はさせられません。
徒歩数分レベルなら一緒に連れていけますが、お風呂も済ませてあとは寝るだけ…というタイミングで「明日○○を持ってきてって言われた」と子供に言われても、すぐには対応できないのが困りますね。
③運動会など保護者が集まる会で肩身が狭い
最近は母子家庭が増えてきてはいますが、やはり運動会や保護者会など夫婦がそろって出席する家庭が多い場では肩身が狭くなってしまいます。
大人だけなら良いのですが、子供同士で「お前の父ちゃんいないの?」という会話になると、子供たちが可愛そうだな…と思います。