自閉症の子供を持つ親として「パニック」は避けては通れないですよね。
見てわかる癇癪型のパニックはもちろん、黙り込んだり大泣きしたりするパニックも存在して、親としても感情を整理するのが大変です。
パニックには完全な正解はありませんが、自閉症スペクトラムの男の子を持つ親である私が試して「効果的だった」と思えた方法を紹介します。
パニックに困っている親御さんたちにも、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
保育園児のASD長男は「注意される」とパニックを起こす
うちの長男は、自閉症スペクトラム障害(ASD)を持っています。
保育園に通っているのですが、特に「注意される」事に身構えてしまい、パニックを起こしてしまうんです。
- みんな座っている時に立ち歩いた
- お片付けしなかったのを注意された
- やるべきことを後回しにして遊んでいた
家でも保育園でも、上記のような注意でパニックを起こすことがあります。
もちろん、注意したら必ずパニックになるわけではなく、その時の状況や長男のコンディションにより度合いは変わってきます
自閉症長男の大パニック!私の対処法
私は長男のパニックに対して、いくつかの対処法を試してきました。
その中でも効果があったものをご紹介します。
危険な場所にいるときはとにかく安全を確保する
長男がパニックを起こすと、周囲の状況なんておかまいなし。
そのため、危険な場所にいるときは、まずは彼の安全を確保することが最優先です。
例えば、道路の近くや高い場所など、事故の危険がある場所では、体をホールドして安全な場所に連れていきます。
一般的に「抱きしめる」はパニックの悪い刺激になると言われていますが、キケンがあるときには構っていられません。
時間に余裕があるときは基本「放置」
長男のパニックはいつも、10分ほどで自然に収まります。
そして、放置中は光や音などの刺激が少ない方がパニックが短く済みます。
そのため、時間に余裕があるときは、基本的には彼を放置してみます。
長男が自分自身でパニックから抜け出すことができるように、余裕を持って見守ることが大切なのかもしれません。
時間に余裕がない時は「地面にお尻を付けさせる」
しかし、中には時間に余裕がない場合もありますよね。
そんなときは、長男に地面にお尻を付けさせることで落ち着かせることができます。
地面に座ることで、彼の体が安定し、パニックが収まることがあります。
ただし、無理に座らせるのではなく、両手を握って優しく声をかけながら座らせるようにしています。
「話ができる状態になったら」話し合う
パニックが収まった後、すぐに話ができる状態かというと、残念ながらムリです(笑)
落ち着いてからさらに5分、10分置いて、長男が話ができる状態になるまで待ちます。
そして、ゆっくりと話し合います。
長男の感じたことや思ったことを聞き出し、寄り添います。
長男自身が自分の感情を整理することで、次回のパニックを予防することができるかもしれません。
パニックを起こした日は、とにかく早く寝かせる
長男がパニックを起こした日は、彼の体力も消耗していることが多いです。
そもそもパニックを起こす要因が「疲れているから」という事も多いです。
そのため、できるだけ早く寝かせるようにしています。
十分な睡眠をとることで、彼の脳や体力が回復し、次の日に影響が出ることを防ぐことができます。
専門家にも相談中です
私は長男のパニックに対して、日々試行錯誤していますが、まだまだ困っていることもあります。
そのため、児童専門の精神科とも繋がっています。
医師の先生のアドバイスやサポートを受けながら、長男のパニックに向き合っていきたいと思っています。