2歳で発語が「まんま」1語のみ・・・その後の発達はどう?発達障がいグレーのわが子の記録

発達障害グレー長男の育児

我が家の長男は2歳で「まんま」しか発語がありませんでした。

育児書やネットでは「1歳前後で意味のある言葉が出始める」「2歳くらいから2語文で会話ができはじめる」なんて書かれていますね。

1歳半検診で単語が出ているか、という指標がありますが、長男は微妙なライン・・・指差しもしないし目も合いにくいし、本当に心配でした。

そんな長男はこの記事を書いている現在3歳3か月。

相変わらず他の子よりは遅れているのですが、言葉自体はかなり増えています。ついさっき「お母ちゃん、今日のご飯は餃子?(餃子が大好物)」なんて聞いてくるくらいの会話力(笑)

この記事では、我が家の長男の発達記録を中心に「子供の発語がない」「言葉が遅い気がする」のが心配な方に少しでも寄り添える情報を発信できたらと思います。

2歳になっても単語が増えない!1歳半~3歳までの成長記録

発語が遅いお子さんの発達は、ただの個性の可能性もあり障がいの可能性もあります。

専門家でもない私が「大丈夫です!」なんて言えるものではありませんが、読者の皆様には「こんな子もいるんだなあ」という気持ちで読んでいただけたらと思います。

1歳半:単語が出ない、自分の意志で喋ろうとしない

基本的には育てやすかった長男。

適度に人見知りがあり、好き嫌いなくよく食べ、運動面も歩き始めが1歳2ヶ月と標準の範囲内でした。

親としてはただただ精神面の発達が心配だったのですが、具体的には

  • 喃語、宇宙語すら滅多に話さない
  • 指さしがなく何事にも興味が薄い
  • 目が合いにくい(あえて反らされている感じ)
  • 車のおもちゃを与えると、車輪ばかり回して遊ぶ
  • クルクルその場で回る

という事が気になっていました。

1歳半検診:なぜか引っかからず、直談判で心理士面談へ

自治体によっては「発達が心配なので、詳しく検査してみましょう」となるような長男でしたが、なぜか私の自治体の1歳半検診では「特に心配ないですね」と保健士さんに言われてしまいました。

保健士さん曰く「大人の指示がある程度通るようなら、大丈夫ですよ」との事・・・

でもやっぱり心配!療育の可能性を考えると、早めに相談しておきたいという思いもあり、1歳半検診で心理士さんに相談したいとお願いしました。

心理士さんに相談して簡易検査をしてもらった結果

「言葉は遅れているけど、総合的に大幅な遅れがあるとは言えない」

「まだ診断は難しいので、2歳で単語が3つ出ていなかったら発達検査をしましょう」

となりました。

2歳0ヶ月:明確な単語は「まんま」1つだけ!自治体の児童センターへ

ちょっと遅めな子は2歳前くらいに言葉が爆発するよ、なんて聞いたこともあったので「もしかしたら溜め込んでいるだけかも・・・」と淡い期待を持っていました。

しかしそんな希望は見事に打ち砕かれます(笑)

2歳の誕生日時点、1歳半でオウム返しだった「まんま」が長男の中で「まんま=ごはん」と結びついたようで、自主的に話す単語は「まんま」だけでした。

他に発音はできる、というのが「わんわん」。

これはあまり「わんわん=犬」と結びついてはいないようでした。

他に・・・名前を呼ぶと「はーい」と言っていたくらいでしょうか。

1歳半検診で「2歳で単語が3つ出ていなかったら検査しましょう」と言われたこともあり、2歳の誕生日の翌日にすぐ自治体に検査の予約を入れました。

2歳3ヶ月:発達検査で「半年の言葉の遅れ」

自治体で発達相談の予約がなかなか取れず、やっと検査が受けられた時には2歳3ヵ月・・・

2歳0ヶ月~3ヵ月で言葉は「にゃんにゃん」が言えるようになったくらいで、大きな進歩はありませんでした。

発達検査では私からの聞き取りと、いくつかのテストを行い「言葉の遅れが半年程度」との診断を受けました。

他にも運動面でやや遅れが見られ、具体的には「ジャンプができない」というのは言葉の発達にも繋がっているとの事。

ただ今回も「診断は付けられない」「保育園の集団生活で伸びる可能性があるので3歳児検診まで様子見」となりました。

2歳4ヶ月:保育園入園、単語が10個ほどに増える

発達検査の翌月に保育園に入園することが決まっていたので、しばらく様子見する事となった長男。

発達検査から保育園入園までに「あうおあ(はしご車)」「ごっご(りんご)」など2,3個単語が増えてきました。

ただ発音が不明瞭で私しか理解できない事がほとんど。長男は保育園でも「全然喋らない子」と思われていたと思います。

大きな保育園だったので、よくしゃべる子や活発な子たちに圧倒され、迎えに行ったときはぽつんと一人で遊んでいる事が多かったです。

それでも刺激を受けたからか「かか(おかあさん)」「ばちゃちゃ(バナナ)」など少しずつ単語が増えていき、梅雨が明けるころ(2歳6か月ごろ)には自分の意志で発する単語が10個ほどに増えました。

2歳8ヶ月:2語文、3語文になる

お盆休みの頃になると、もっと単語が増えてきて20個ほどになりました。それに伴い自分から言葉を発する機会が増えてきました。

ここからの成長が早く「まんま、ちょうだい」と2語文が出てきたと思ったら1週間後には「おかあちゃん、ぱとかー、ないない」など3語文に。

この頃やっと宇宙語のような、喋りたいけど語彙が無いから適当に喋る感じも出てきました。

ちなみに言葉同様遅れがあると言われていた「ジャンプができない」などの運動面ですが、同じ時期にぐっと伸びました。保育園でジャンプ、走り回る、といった機会をたくさん貰えたからだと思っています。

3歳0ヶ月:集団行動ができない!加配の先生を付けたいと打診される

言葉は相変わらず同世代よりも遅れがあるものの、親とはある程度コミュニケーションが成立していて一安心・・・と思っていたところに「園長先生からお話しがあります」と保育園から呼び出しがありました。

話の内容は

  • 先生の指示が通りにくい
  • 集中力があまりなく、突然教室から脱走するなどの行動が目立つ
  • 思い通りにならないと癇癪をよく起こす

という事で、担任の先生が1人になってしまう次年度から「加配の先生」を付けたいとの打診でした。

ただ保育園の人員にも限りがあり、再び自治体の発達検査を受けて「加配が必要」との診断を受けてほしいのですが、受けて貰えますか?との事でした。

正直ちょっとだけショックだったのですが、やはり長男が園で過ごしにくそうだという雰囲気はなんとなく感じていたので、お願いしたいと伝えました。

現在は3歳児検診と自治体の発達検査待ち

2020年度、2021年度は私の住む自治体で大幅に乳幼児健診のスケジュールが遅れているため、まだ3歳児検診も発達検査も受けられていません。

ですが保育園は長男のためにパートの先生などを配置してくれていて、比較的長男も精神的に安定した園生活を送っているように見受けられます。

ただ母親としては、長男には「凹凸がある」と感じる部分も多いです。

あまり自分の子供を「障がいがある」と思い込むのは良くないのかもしれませんが、療育や加配の先生、もう少し成長したら支援級も視野に入れて、長男が大人になっても一人で上手に生きていける力を身に付けさせてあげたいなと思っています。

その後、3歳9ヵ月で自閉症スペクトラムの診断を受けました!

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