【我が家のケース】発達障害の子の入学前スケジュール

発達障害グレー長男の育児

発達に凹凸や遅れがみられる子は、小学校入学前に「壁」を感じることがあります。

普通のクラスで大丈夫かな、支援学級だと将来はどうなるのかな、など、不安がたくさんありますよね。

そんな不安な気持ちは、早めに行動する事で解決できるかもしれません。

我が家も3歳で自閉症スペクトラムと診断され、小学校は悩みに悩みました!

そこでこの記事では、我が家が実際に小学校入学に向け動いたスケジュールをもとに、発達に心配がある子の「小学校準備」についてお話ししたいと思います♪

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【年中】自閉症スペクトラムの入学前スケジュール例

我が家の小学校準備が始まったのは、年中の冬くらいから。

発達障がい(自閉症スペクトラム)があるのは年少時点で分かっていたため、少しずつ情報収集を始めました。

【年中の冬】発達検査や診察の予約

今はどの地域でも、発達検査やお医者さんの診察に3ヵ月、半年待つことも少なくありません。

就学相談は年長の春(5~7月)行われることが多いので、それまでに数値として発達検査の結果を持っておいた方が良いと考えました。

うちは年長の6月に発達検査と医師の診察を受け、7月に就学相談に行きました♪

発達に不安があるお子さんのパパママは、できれば年中のうちに病院や発達検査の予約に向け動いた方が、その後スムーズに動けますよ。

【年中の1~3月】放課後デイの検索、検討

障がいがある小学生~高校生は、放課後過ごす場所として「放課後デイ」が候補になってきます。

放課後デイは民間施設がほとんどで、事業所によりサポート内容も様々。

  • 自宅周辺の放課後デイ情報
  • 事業内容と子供の特性がマッチしているか検討
  • 口コミ

といった情報を集めていきました。

場合により、見学して実際のデイの様子を確認しておきましょう。

最終的に我が家は学童を使うことになったのですが、いつお世話になるか分からないので、情報を集めて損はありませんでした!

【年長】自閉症スペクトラムの入学前スケジュール例

いよいよ保育園、幼稚園さいごの年!

まだ1年あるしな…と考えていると、あっという間に進路を決める時期になってしまいます。

発達に不安がある子は、小学校入学前1年間は結構忙しいと思っておいてください…!

ちなみに、年長6月時点の長男ですが「自閉症スペクトラム」という診断は付いているものの「知的障害なし」「感覚過敏なし」という点から普通級への進学が決定しています。

【年長の4月】自治体の就学相談の予約

私の住む自治体では、新年度が始まるとすぐ(4月中旬)に自治体の就学相談の予約が始まりました。

自治体の就学相談とは、発達に不安がある子の最適な就学先を相談できる場で、話し合った内容は就学予定の小学校に共有してもらえます。

うちの子は○○級!と決めていたとしても、様々な候補がある事を聞いていて損はありません

最終決定は「保護者」になるので、勝手に支援学校や支援級に振り分けられる事はないですよ

【年長の春】発達検査、診察

就学相談の半年前くらい~直前の時期に受けた発達検査のデータがあると、就学相談がスムーズに進みます。

発達検査だけでも参考になりますが、発達専門医の見解も聞いておくと親の気持ちが固まりやすくおすすめ。

なので、年中の1月~年長の6月くらいまでで発達検査と診察を受けるよう動きましょう。

【年長の6,7月】自治体の就学相談

年度はじめすぐに予約した就学相談。

相談内容は

  • 今までの成育歴
  • 親が考えている進路で本人がのびのび過ごせるか
  • 今後成長してほしいこと
  • 特性で配慮してほしい事
  • 躓いてしまったときの進路変更先

といった事でした。

私の自治体では、この就学相談から2週間くらいで学校にデータが共有されるとの事で、学校見学は就学相談から2週間後以降がおすすめだと言われました。

【年長の7~9月】学校見学

就学相談のデータが学校に共有されたら、保護者から就学先の小学校に電話をかけ、学校見学を設定してもらいます。

夏休みの間も見学できるのですが、支援級の様子や普通級の授業の様子を見るなら夏休み明けくらいがベスト。

我が家は”いきなりだと息子がびっくりするかも”という理由で、夏休みと夏休み明けの2回見学に行く予定です♪

学校見学は土日祝日以外ならいつでも可能ですが、支援級や支援学校の申請には期限(年長の10月の自治体が多い)があるため、それまでに見学を済ませておきましょう。

【年長の秋】進路決定

普通級の場合は特に申請の必要はなく、自治体から届いた案内に従い就学前検診や説明会に行きます。

支援級や支援学校の場合は、年長の秋ごろ自治体に申請し、進路を決定します。

発達障がいのわが子、入学前に意識したこと

入学前に自治体と調整するスケジュールのほかにも、子供本人が過ごしやすくなるように工夫したことがいくつかありました。

入学した後にストレスを少しでも減らせるよう動いたことなので、特に同じ特性(自閉症スペクトラム)のお子さんはぜひ参考にしてみてください!

SOSを出せるようにしておく

聞こえなかったとき→「もう一度言ってください」、分からない時→「分からないです」、一人でできないとき→「手伝ってください」と素直に言えるように練習しました。

これは数か月でできるようになったワケではなく、年中の4月より通っていたST(言語訓練)で繰り返し教えていただいたこと。

自宅でも絵カードを使って日々練習していました。

子供の「居場所」を増やしておいた

息子は「普通級+学童」と決まったのですが、いざという時に一人でゆっくり過ごせる場所を確保しておきました。

我が家は近所に私の両親も時間がある友人もいなかったため、ファミサポ(ファミリーサポート)に登録しておきました。

年長さんになってから月1~2回お世話になる形で、慣らし保育していただいています。

小学校へ実際に何度も足を運ぶ

実は同じ保育園のお友達はほとんどが別の小学校に行ってしまうので、本人も「お友達が通う予定の小学校」に通うイメージが付いてしまいました。

なので年長さんになってからは、通う予定の小学校まで何度も練習を兼ねて散歩しています。

ぐるっと小学校の回りをお散歩して、校庭や中庭を見学しています

いつでも「発達障がい専門医」にかかれるようにした

年少さんから通っている療育センターは、未就学児~小学校低学年までが対象でした。

なので小学校入学を期に、中学校~高校生まで診てもらえる「子供の発達障害専門クリニック」を紹介していただきました。

小学校で躓いたとき、凹凸が顕著になった時など、気軽に困りごとや対処方法を相談できそうで安心です。

生活リズムを意識して整えた

もともと睡眠障害などはありませんが、睡眠不足になるとすぐコミュニケーションが落ちてしまう長男。

小学校入学後のスケジュールも同じで大丈夫なように、就寝時間と起床時間を整えました。

小学校低学年の子は「夜9時に寝て朝7時に起きる」子が多そうですが、我が家はもっと睡眠時間が必要そうなので夜8時に寝かせるようにしています

発達障がいの我が家、入学前にこうすれば良かった

基本的には進路に向けて動いたことや、決定した進路に公開していない我が家ですが、一つだけ「こうすればよかった」という事があります。

それは「通級指導教室や支援級の情報をもう少し集めておけば良かった」という事。

今はDQも問題なく、コミュニケーションも違和感がかなり少なくなっている長男ですが、成長とともにガクンと崩れてしまうかもしれません。

そんな時に、支援級や通級指導教室のシステムを熟知していたら、長男にとって最適な進路を選んであげられると感じました。

就学相談で大まかな知識が付いたので、今後は年度ごとにしっかり学校や自治体のシステムを調べていこうと思います…!

絵本が増えても大丈夫!我が家はKindleで絵本を購入しています

絵本がどんどん増えて困る…収納スペースに限りがある我が家は、電子書籍のはKindleを導入しました!

もともとは絵本のかさを減らす目的で始めたKindleだったのですが、もう一つうれしい誤算が。

発達障害のある我が家の長男は絵本に全く興味を示してくれなかったのですが、タブレットで絵本を読むようになってから絵本が大好きになってくれました♪

親子で絵本に向き合う時間が増えたので、本当にKindleを導入してよかったなと思います。

Kindleは1つの端末(32GB)で300冊以上ダウンロードできるので、家の本棚もスッキリ。

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ほかのメリットとしては

  • Kindle端末の他にスマホやタブレットでも見られる
  • 定額制で、どんどん書籍をダウンロードできる
  • 収納の場所を取らない、持ち運びも便利

と、我が家にベストマッチでした!

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