言葉やコミュニケーションがゆっくりなのが気になっていた我が家の長男。
このたび保育園で加配を勧められ、実際に加配の先生についてもらうこととなりました。
最初に園から加配のお話を頂いた時は、母親としては少しショックでしたが、説明を受けたり発達検査を受けたりするうちに「加配って素晴らしい制度だ!」と思えるまでに気持ちが整理できました。
そこでこの記事では
- 加配ってどんな事をしてもらえるの?
- どんな子に加配の先生が付くの?
- やっぱりうちの子って障害児なの?
といったギモンに答えていきます。
加配のお話を頂いたけど、受けるか迷っている・・・という方はぜひ読んでみてくださいね。
保育園で加配が付く子は障がい児確定?
我が家の3歳長男は、いわゆる「発達障害グレー」という状態です。
- コミュニケーションが2歳0ヶ月レベル
- 他人に興味が薄い
- 先生の一斉指示がほとんど通らない
- 「みんなと同じことをする」が苦手
- 空間認知や図形・数字といった事は年齢より高い数値
- 発語は年齢に追いついてきていて、文章で喋ることも増えてきた
- 偏食や感覚過敏はなし
- おむつは3歳0ヶ月で外れた
生活面では困っている事はなく、コミュニケーションスキルが極端に凹んでいます。
このように、明確に障がいが確定していない子でも「保育園での生活に困っていてサポートが必要」であれば加配の対象となる事が多いです。
(その後、3歳9ヶ月で自閉症スペクトラムの診断が付きました!体験談はこちら)
障害手帳が必要or発達検査だけでOK?自治体により異なる基準
加配の先生を子供に付ける事を打診される基準は、自治体や保育園(公立か私立か)により異なります。
ちなみに我が家の子供たちは市立の保育所に通っています。
公立の保育園は先生の数や配置に比較的余裕があるのか、加配の打診~発達診断~加配決定までが約半年とかなりスムーズに感じました。
さらに私の自治体は「加配を受けるのに療育手帳は不要」です。
お医者さんの診断は必要なく、発達検査の数値と保育園・親へのヒアリングで加配が必要かどうかが判断されます。
ただ自治体や保育園が変われば「自閉症や発達障害が確定しないと加配を受けられない」「加配の先生がなかなか配置されない」という事もあり得ます。
もしもお子さんの保育園・幼稚園生活に不安があるなら、親の方から保育園に働きかけてみても良いかもしれませんね。
加配=障がい児ではない!加配を勧められてショックだけど…
加配を勧められると「うちの子って障害児なのかな・・・」とショックを受けてしまいがち。
保育園・幼稚園で加配をつけるレベルってどのくらい?息子の実体験を紹介
確かに発達障がいや自閉症の子の多くは加配の先生のサポートが必要です。
ですが、加配の目的は「障がいがある子の支援」ではなく「園での生活が上手く送れない子の手助け」という意味合いが強いです。
加配の先生のサポートで園生活が楽しくなり、ぐーんと伸びて小学校では普通学級に通う子も少なくありません。
ちなみに、我が家の長男に加配が無かったとすると
- 園で馴染めないまま
- コミュニケーションスキルが伸びない
- 「みんなで一緒にやりましょう」ができないまま
になってしまう可能性があります。
もちろん加配の先生が付いても本人の気質により改善しない可能性もあります。
ですが、少しでも園生活を楽しく送るためのサポートが受けられるなら、長男にとってこんなに良い事はないのでは?と思いました。
ちなみに、保育園や幼稚園で加配の先生が付くデメリットについてもまとめましたので、良ければ読んでみてみてくださいね。
保育園の加配とはどんな事をするの?我が家の3歳長男の場合
続いては、我が家の3歳長男が「加配の先生からどんなサポートを受けるのか」という事を紹介しますね。
基本的なサポートは以下の通りです。
- 集団行動の多い「午前中」のみ加配
- 付きっきりではなく、困っている時だけのサポート
- 加配の子が別行動になるのはできるだけ避ける
詳しく見ていきましょう。
集団生活に自然と馴染めるよう「声掛け」
わが子の場合、加配の先生のサポートは主に「声掛け」です。
例えば、自分の興味がある事には没頭しますが、「みんなで絵本を読みましょう~」などの時間はふらっと教室を出ていきがちな長男・・・
そんな時に、個別に「みんなが楽しそうだよ」などと集団に入れる声掛けをしてもらえます。
また担任の先生の指示が通っていない場合も、個別に加配の先生がゆっくり説明してくれて、大きな遅れを取らないよう配慮してもらえます。
団体行動に疲れたら別室で休憩する事も
苦手な事に向き合うと疲れてしまう長男は、みんながお絵描きや製作で楽しそうにしている時に泣き始めてしまったり、ひとりだけ床で寝っ転がってしまいます。
そんな時は一旦別室で休憩させてもらい、元気になったらすぐみんなの輪に戻れるよう配慮してもらえます。
問題なく生活できている時はそっと見守ってくれる
みんなの輪に入れている時や楽しそうにしている時は加配の先生は離れてくれます。
付きっきりだと子供同士でも「あの子、何か違うよね・・・」という空気になりがちですが、必要な時にしかサポートをしないことで自然に集団生活が送れるようになるという事ですね。
子供に加配が付いたら親はどう保育園と関わる?
加配の先生が付くことで、親と園の関わり方も少し変化します。
私の場合は
- 年に1回の4者面談
- 発達相談が専門家に気軽に相談できる
- 家庭でも「子供の伸ばし方」を実践できる
かなり魅力的じゃないですか?
それぞれ詳しく解説しますね。
定期的な面談で子供が伸びるためのポイントを教えてもらえる
我が家の場合は、月に1回加配の先生からのフィードバックに加えて「年に1度の4者面談」が設定されます。
4者というのは、親・加配の先生・自治体の発達相談員・園長先生(または担任の先生)の4名です。
面談では
- 子供がどう成長したか
- 現在の困りごと
- 子供に応じた「効果的な働きかけ」
などを報告してもらえます。
長男は家庭保育ではあまり困りごとがなく、集団生活で大きくつまづいたタイプ・・・なので、このように細かい報告があるのは本当にありがたいです。
家での困りごとや悩みを気軽に相談できる
担任の先生や加配の先生には、発達の困りごとを気軽に相談できます。
先生たちで答えが出ない場合は自治体の発達部門につなげてくれるので、親が一人で悩まずに済みます。
発達障がいだった場合、早期療育に繋がりやすい
もしも発達障がいなど何らかの障がいを持っていたとしたら、社会に出るための療育は早ければ早いほど良いです。
一説では「発達障がいは10歳までのトレーニングで顕著に症状が改善する」とも言われています。
保育園・幼稚園のうちから発達診断や加配の先生のフィードバックを受けておくことで、園生活以外で療育を受ける事になった時にスムーズに連携できます。
保育園で加配が付くことで小学校は支援なしで通えることも!
通っている園から「加配を・・・」と打診されたら、ショックを受けるパパママがほとんどだと思います。
私も実際「やっぱり発達障がいなんだろうな」と現実を突きつけられた気がしてショックでした。
ですが一番は「子供が園生活を楽しく過ごすこと」です!
子供が園での生活をみんなと一緒に楽しむことで、伸びしろは大きく変わってきます。
保育園での加配=一生支援が必要という訳ではないので、今の子供に必要なサポートを受ける、というつもりで動いてみてくださいね。
我が家は絵本の読み聞かせにKindleを使っています!
本の読み聞かせをしたいと思っても、なかなか落ち着いて聞いてくれない・・・
そんな特性がある子は、デジタル端末で電子書籍の絵本を使うとスムーズかもしれません!
実際、絵本に興味がなかった長男ですが、Kindleを使い始めてから絵本に興味を持ってくれるようになりました。
さらにKindleのメリットとしては
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と、我が家にベストマッチでした!
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