シングルマザーが「生活が厳しい」と嘆くと、
自分で選んだ人生なんだから仕方ない
自己責任だろ、自分でなんとかしろ
なんて言葉を投げかけられることがあります。
確かに、誰かにシングルマザーにさせられたワケではありません。
でも、本当にシングルマザーの貧困は自己責任なんでしょうか?
そこでこの記事では、シングルマザーの私が実感している貧困の現実と「自己責任論」について解説します。
シングルマザーはどうして貧困なの?
シングルマザーとして3歳2歳の子供を育てる私は、パート勤務で月の手取りが10万~12万円です。
公営住宅に住んでいて、児童扶養手当が出ているのでなんとか生活できていますが、子供が成長すると本業だけでは厳しいと感じています。
こんな風に、シングルマザーで貧困を感じている人は少なくありません。
原因は様々ですが、代表的なものは
- 妊娠・出産でキャリアが中断された
- 子供が小さくてフルタイム勤務できない
- 離婚時にお金がなくなってしまった
という理由です。
妊娠・出産でキャリアが一時中断された
表面上は「男女平等」「女性も活躍できる」と謳う企業が多いですが、産休育休を取れる企業ばかりではありません。
産休・育休を取れても、復帰後は部署が変わってしまったり、昇給が少なかったりするのが現実です。
国家資格や専門性の高い資格を持っていれば別ですが、無資格の一般女性が男性並みに稼ぐのはかなり難しいんです。
子供が小さいと働ける時間が制限されがち
自宅と職場、保育園が近くない限り、ママがフルタイムで働くのは難しいです。
送り迎えの時間を考えると時短勤務しかできないママも少なくありません。
さらに、出産後に新しい仕事を探す場合はパート・契約社員にしか就けない事も。
パート・アルバイト・契約社員だと、子供の都合で休むとその分お給料が減ってしまうのでもっとキツくなります。
離婚時にも費用がかかりがち
離婚時に財産分与を受けられなかった(元夫が借金持ちなど)人や、多額の弁護士費用が掛かってしまった人、引っ越し費用が掛かってしまった人などは、シングルとしてのスタートラインから貧困です。
私は多少財産分与はあったものの、最初は賃貸への引っ越し費用や家具・家電の購入でほとんど使い切ってしまいました。
シングルマザーの貧困は自己責任なの?
シングルマザーの貧困の原因を解説しましたが、これらは「離婚前に充分予想できる事」です。
なのでシングルマザーが生活に苦しんでいても、分かっていて離婚したのだから自己責任だ、となってしまうんです。
離婚は自分で選択したこと・・・でも離婚原因は自己責任じゃないことも
確かに離婚してシングルマザーになったのはママの選択でもあります。
ですが「離婚しなければいけない原因」を作ったのがママではない事があるんです。
元夫のDV・多額の借金・女性関係など、一緒に生活するのが困難な理由で離婚した人も少なくありません。
元夫の不倫・DVを見抜けなかったのが悪い?
「でもそんな男と子供まで作ったのだから、自己責任だ」
と言われるかもしれませんね。
確かに「この男の人はヤバイ」と結婚前に気づく女性も多いのですが、私のように見抜けなかった人もいます。
さらにやっかいなのがDVやモラハラで、元夫がそういう人だと分かっていても離れられなかったケースが少なくありません。
シングルマザーに限らず、貧困は自力で脱出できる
もう一つ、シングルマザーの自己責任論を焚きつけているのが「努力すれば稼げないこともない」という事実です。
資格を取って専門職に就く、土日も子供たちを預けて働く、夜の仕事に就く・・・方法はいくつかありますが、シングルマザーでも稼いでいる人はいるので「貧乏なのは自分のせいでしょ」と考えられてしまいます。
子供に不自由させないために!私は副業で稼いでいます
私がシングルになったのは自己責任かもしれませんが、子供たちには完全に責任がありません。
なので私は、子供たちになるべく不自由な思いをさせないために副業を頑張っています。
副業は「Webライター」「ブログ」の2つで、合わせて月20万円ほどの収入。
特にブログは軌道に乗れば毎日2時間ほどの作業で収益が維持できるので、忙しいシングルマザーの人にもおすすめです。
以下の記事でメリットや始め方を解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
Webライターで稼ぐ方法は、以下の記事で紹介しています。
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