我が家の長男は、言葉の遅れやコミュニケーションの遅れがあります。
乳児期からずっと、保健師さんや小児科の先生、保育園の先生に相談していたものの「様子を見ましょう」「グレーですかね・・・」とはっきりしないままでした。
ですがこの度、3歳9ヶ月でやっと「自閉症スペクトラム」の診断がつき、療育が受けられることに!
そこでこの記事では、発達障害(自閉症スペクトラム)と診断されるまでの経緯や今後の療育スケジュールについて紹介できたらと思います。
ずっと発達障害グレーだった長男の発達記録
まずは、発達障害の診断が下りた3歳9ヶ月までのざっくりした成長記録を紹介させてください。
発語・コミュニケーションの遅れが一番目立っている
2歳で発語が「まんま」1語のみ・・・その後の発達はどう?発達障がいグレーのわが子の記録
↑の記事で記録しているのですが、長男は本当に言葉が遅かった。
2歳時点で「まんま」しか喋れず、単語も中々増えませんでした。
2語文が出たのが2歳8ヶ月ごろ、ですが発音が不明瞭でなかなか周囲の人に長男の言っている事が理解されませんでした。
3歳ごろになると、保育園の先生にも「言葉が増えてきましたね!」と言われる事も多くなってきましたが、次に気になり始めたのがコミュニケーションが成立しない事・・・
【エコラリア】発達障害グレー長男のおうむ返しにイライラしてしまった
上記で書いているとおり、長男は問いかけを理解できず、相手の質問をそのままオウム返ししてしまう「エコラリア」が会話のほとんどでした。
(ちなみに、4歳現在エコラリアはほぼ消失して意思疎通が図れるようになってきています)
感覚過敏や偏食はないけど、こだわりがあり気持ちの切り替えが苦手
もともと「寝ない」「食べない」などの生活に関する困りごとはなく、そのせいでずっと発達障害と診断しきれなかった部分がありました。
ですが、2歳、3歳と大きくなっていくうちに”こだわり”が強くなってきました。
- 急な予定変更が受け入れられずフリーズ
- 気に入ったおもちゃに執着する
- 初対面の人は断固拒否
といった事に困っています。
癇癪を起して大暴れすることはありませんが、長男は「静かにパニックを起こす」タイプのようで、フリーズしたり目を閉じて相手を完全無視したりします。
保育園での困りごとは多く、3歳6ヶ月から加配が付いている
そういった「こだわり」が発揮されると、保育園での集団生活にも支障が出てしまいます。
3歳児クラス(年少)からは、20人の児童に対し先生が一人になるので、加配の先生を申請させてくださいと園から打診されました。
【ショック】保育園で加配を勧められた!我が家の3歳長男の場合
自治体で発達検査を受け、無事加配申請が通りました。
3歳6ヶ月から先生が一人クラスに配置されていて、長男が困っている時に声掛けや手助けをしてもらっています。
3歳9ヶ月で「自閉症スペクトラム」の診断がついた!
とはいえ、完全に言葉がないわけでも他人への興味がゼロなわけではない長男。
偏食や感覚過敏がない事もあり、ずっとグレーのままでした。
そんな長男がどうして発達障害の診断が下りたのでしょうか?私の体験談を記録しておきます。
受診のきっかけは「加配申請時の発達検査」
今まで長男は、2度「新版K式発達検査」を受けています。
1回目は2歳でまんましか喋れず相談したとき。
2回目は加配申請時の3歳2ヶ月。
2歳の時は発達の遅れが半年弱という事で、様子見となりました。
ですが今回3歳2ヶ月時点での遅れが「2歳0ヶ月(1歳2ヶ月遅れ)」と出たことで、小児発達専門のクリニックを紹介して貰えました。
(ですが、お母さんが気になるなら電話をかけてみてくださいね・・・というニュアンスで、人によっては療育に繋がれない可能性があるな、と思いました)
【自閉症スペクトラム】医師の診断内容とは
専門のクリニックと自治体が繋がっていたこともあり、3歳2ヶ月での発達検査をもとに問診のみで診断してもらえました。
- お名前は?
- 何歳かな?
- これは何かな?
など簡単な質問を先生が行い、その中で長男のコミュニケーションを診てもらいました。
医師の診断内容としては
- 発達障害あるなしで言えば「ある」
- 現段階では「軽度知的障害を伴う自閉症スペクトラム」
- ただ知的には問題無さそうで、言語が伸びれば知的障害が外れそう
という感じでした。
発達障害はあるけれど、小学校で普通級・支援級を選ぶかは今後の伸びによる・・・
今のところ将来的に障碍者枠で生活する可能性は低そうで、早期療育で伸ばしてあげましょう、とのことでした。
クリニック予約~受診までは半年待ちだった
ちなみに・・・発達検査を受けた3歳2ヶ月から、クリニックの診察受けられたのは7ヶ月後の3歳9ヶ月。
かなり検査待ちの子が多くて、基本は半年以上待つそうです。
「なんだか他の子と違うな」と感じたら、すぐ予約を取っておかないと、療育が受けられるようになるころには年齢がかなり上がってしまう事もあります。
今後の療育スケジュールは?
今後は、年中さんになった4月から「言語の療育」、年長さんになる4月から「集団生活の療育」を受けられる事になりました。
(基本、このクリニックでは1年間のプログラムしか受けられないようです)
「もしかすると、言語の療育で伸びたら集団生活の療育は必要ないかも」と言われていますが、母親の私から見ると、日に日にこだわりが強くなっていっていて必要そうです。
そして「言葉の療育が始まるまでは、自宅で本を使ってボキャブラリーや質問を聴き取る能力をブラッシュアップしてあげてください」との事で実践中です!
我が家は絵本の読み聞かせにKindleを使っています!
本の読み聞かせをしたいと思っても、なかなか落ち着いて聞いてくれない・・・
そんな特性がある子は、デジタル端末で電子書籍の絵本を使うとスムーズかもしれません!
実際、絵本に興味がなかった長男ですが、Kindleを使い始めてから絵本に興味を持ってくれるようになりました。
さらにKindleのメリットとしては
- Kindle端末のほかにスマホやタブレットでも見られる
- 定額制で、どんどん新しい絵本をダウンロードできる
- 収納の場所を取らない、持ち運びも便利
と、我が家にベストマッチでした!
月額料金は980円で、200万冊以上が読み放題。
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