耳からの情報が苦手な「発達障害の息子」に私がやったこと5つ

発達障害グレー長男の育児

発達障害、特に「自閉症スペクトラム(ASD/アスペルガー症候群)」の人は、耳からの情報処理が苦手な傾向にあると言われています。

うちの長男4歳も耳からの情報が苦手で、言葉が遅かったのもコレが原因ではないかと思われます。

私の長男は3歳9か月で自閉症スペクトラムという発達障害の診断を受けています。

自宅と療育で様々な支援を続けているおかげか、5歳を目前にして「耳からの情報」がスムーズに入ってくるようになったと実感しています。

そこでこの記事では、私が発達障害の長男に行った「様々な工夫」を紹介していきたいと思います。

我が家の長男4歳は3歳で「自閉症スペクトラム」と診断

長男は3歳9か月の時に「自閉症スペクトラム」と診断されました。

2歳の誕生日に「まんま」しか言えないなど、言語面での遅れが目立つ特性を持っています。

現在は、保育園で加配の先生についていてもらったり、月に2回療育(言語訓練)に通う事で、特性を補う努力をしています。

3歳半ごろ受けた発達検査では「DQ70(軽度知的障害)」だったのですが、4歳9か月の検査では「DQ89」と大きく伸び、今のところ小学校では普通級で入学する予定となっています。

長男の発達に関することは、以下の記事で紹介しているので是非ご覧ください。

発達障害あるある?耳からの情報が苦手な長男へやったこと

発達障害で「耳からの情報がニガテ」という特性は、いわば「英語が話せないのにいきなりアメリカに放り込まれた」ようなもの。

言語が分からないのに物事がどんどん進んでいくって、かなり不安ですよね…

私の長男に関しては、不安感からくる二次障害(かんしゃく・他害・不登校・うつ等)を防ぐためにも、なるべく「耳からの情報をストレスなく受け入れる」ようにする事が大切だと感じています。

そこで我が家では、療育や加配といった支援を受けつつ「耳からの情報を処理しやすくするような工夫」を自宅でも取り入れることにしました。

イチ家庭での事なので、参考程度に読んでみてくださいね

①カレンダーに予定を書き込むなど「視覚支援」

口頭で予定を伝えられても、それを頭で組み立てて想像する事が難しい長男。

大きめの卓上カレンダーに、見通しが立つ限りの予定を記入していっています。

この卓上カレンダーでは

  • 「きょう」にマルをつける
  • 長男だけでなく、次男や母の予定も記入
  • 予定だけでなく「予定時刻」も記入

といった使いかたをしていて、時間の感覚や他者への興味を促すようにしています。

②「逆クイズ」で耳の能力を強化

基本的に発達障害の人の「苦手」は治療や投薬で治るものではないのですが、「聴く能力」は訓練する事である程度は伸びると療育で教えていただきました。

そこで、普段から「耳を強化する」クイズを長男・次男と3人で遊ぶようにしています。

「りんご」「くるま」「フォーク」、食べるときに使うものはどれ?

「うさぎはりんごを2つ食べたあと、ママとお昼寝しました」、うさぎは何を2つ食べましたか?

という「逆クイズ」を実践しています。

この形式のクイズは、最初からしっかり集中して問題を聴いていないといけないので、良い耳のトレーニングになりますよ。

③「分かりません」「もう一回言ってください」を練習

耳からの情報が苦手な長男は、集団での一斉指示が聞き取れないことが多いです。

そんなとき、固まってしまったり「もういいや」と別の事をするのではなく

  • 「わかりませんでした」
  • 「もう一回言ってください」

と先生に聞きに行けるように練習しています。

社会人になっても必要なスキルですよね

④ラジオを一緒に聴く

自宅にいるときにテレビやYouTubeをかけっぱなしにするのは、特に発達障害のある子にとっては良くないです。

聴こうと意識しなくても「自動的に情報が入ってくる」ので耳が育ちません

そこで我が家では、みんなでゴロゴロする時間は「ラジオ」をかけています。

DJのトークで耳が鍛えられますし、流行りの音楽も取り入れられる。

面白いCMにハマってゲラゲラ笑うこともあって、良い時間になっていると思います。

⑤目を見て会話をする練習をする

耳からの情報処理が苦手な長男ですが、会話している人の目を見て集中すると、いくらか耳に入りやすそうです。

という事で、大事な話をするときは特に「目を見なさい」と意識させています。

会話に集中する時間が続くと、特性がある子はすごく疲れてしまいます。ほどほどに練習しましょう。

「耳からの情報が苦手」は治せない…でも工夫はできる

私が「発達障害の長男」に行っている5つの事を紹介しました。

大人の発達障害のある方にはあまり参考にならないかもしれませんが、幼児~小学生くらいの子には有効な方法もあったかと思います。

今後も「発達障害の凹凸に良かった」と思えた方法があれば発信していくので、ぜひご覧くださいね。

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