実母「孫は障害児じゃない!」発達障害に対する祖父母とのギャップ

発達障害グレー長男の育児

我が家の長男は発達障害グレーです。

グレーだからといって程度が軽いわけではなく、コミュニケーション面は大きく凹んでいますし、こだわりも強め。

発達障害の子に見られる症状のうち、当てはまらないものがあるのでグレーとなっています。

なのでコミュニケーション面を改善するために医療機関を受診し、療育に繋げてもらう予定なのですが、私には一つ気がかりなことがあります。

それは、私の実母。

息子にとってはおばあちゃんです。

実母は長男のことを「普通の子に見える」と言っていて、私が療育を探したり保育園で加配を付けてもらう事を良く思いません。

「わざわざ障害児にしなくても」「もう障害の話はしないで」と怒り出すので、最近はあまり長男の話ができず・・・

そこで、私なりに考えた”親と祖父母の障害に対する考え方のギャップ”をまとめてみました。

障害のある子がいて親との関係が上手くいかないママ、孫に障害があると聞いてショックなおじいちゃんおばあちゃんの参考になれば、と思います。

実母が孫の障害に対して感じていること

私の母が、私の息子(発達障害グレー)に感じているのは以下のような事です。

  • 普通の子に見えるのに障害なの?
  • 男の子ってこんな感じじゃないの?
  • 昔はこんな子、たくさんいたよね?

「なのに、障害児なの?」

「普通なのに、わざわざ障害児にするなんてかわいそう」

という感覚との事。

まずは、その感覚に対する私の反論をまとめました。

普通に見えるのに障害児なの?

知的障害を伴わない発達障害の子は、言葉や生活面に遅れが見られない事も多いです。

私の息子も発語が遅めだったものの、身の回りのこと(自分で食事をする、トイトレ、着替えや保育園の準備)は年相応の成長です。

ですが発達障害でコミュニケーションに困っている子たちは、集団生活でお友達と関わりが増えてくる2~3歳ごろに違いが少しずつ増えてきます。

  • お友達と関わろうとしない
  • 人の話が聞けず会話が成立しない
  • 座ってじっとできない
  • 皆と同じタイミングで同じ遊びができない
  • 予定が変わるとパニックになる

など、ほんの一例ですが上記のような困りごとが増えてきます。

特に家庭保育では問題なかったのに、保育園や幼稚園入園のタイミングで園の生活についていけなくなる子も少なくありません。

園での様子を直接見る機会が少ない祖父母は、孫の家庭での様子しか判断材料がないので「普通の子なのに…」と感じてしまいがちなんです。

男の子だからそんなものじゃないの?

発達障害は男の子のほうが3:1~5:1くらいで多くみられます。

なので「男の子あるある」だと思っていたけど実は発達障害だった、という子も少なくありません。

また発達障害、特にASDと呼ばれる子たちは「究極の男性脳」とも呼ばれます。

男の子は落ち着きがなかったり、人と話すのが苦手だったり、興味がある事に没頭する、という傾向はありますが、程度が軽ければ問題ありません。

発達障害の子たちは「男の子あるある」の程度が重すぎて、対人関係に支障をきたしている状態なんです。

昔はこんな子たくさんいたよね?

昔から「先生のいう事を聞けない子」「自分の殻に閉じこもる子」など、ちょっと変わった子はたくさんいました。

そんな子たちは案外成績は良かったりするので、そのまま学校を卒業して大人になっていきます。

ところが学校を卒業して働き始めたら大変!

段取りを組み立てられなかったり、何度も同じミスをしたり、取引先を怒らせてしまったり・・・といった問題が多発します。

これが「大人の発達障害」と言われる現象で、小さい頃に見過ごされてきた発達障害の事です。

今の日本の仕事は、人とコミュニケーションを取って調整する能力がないと成立しない仕事がほとんど。

小さい頃から療育していれば自分の適性やコミュニケーションの取り方を伸ばせるのですが、大人になってから改善するのは至難の業です。

実母と私の障害に対する考え方の違い

仮に長男がこのまま発達障害の診断が確定しないままだったとしても、私は長男に療育を受けさせるつもりです。

ですが実母は孫を障害児だと思いたくないのか「そんなの必要ない」と言います。

孫が可愛いだけのばあばと、子供を一人前に育てる責任がある私には、障がいに対する大きなギャップが生まれてしまいました。

母親は子供を自立させる責任がある

もし子供に障害が無かったとしても、親は子供を一人前に育てる責任があります。

いつまでも母親の私が扶養する訳にはいきませんし、老後はきっと自分のことだけで精一杯。

ましてや社会で働くことのハードルが人より高い長男なので親の私としては「一人で生きていける子に育てよう」という思いが強いです。

家での様子しか知らないばあば

対して孫がかわいい実母。一緒には住んでいないので、私が送る写真や動画で家での長男の様子しか知りません。

親の私から見ても「家では健常児と変わらない部分が多いな」と感じるくらいなので、実母にしてみると集団生活で困っているなんて思いもよらないでしょう。

早期療育したい私と「なんとかなるだろう」の実母

発達障害の療育は、開始が早ければ早いほど効果が出やすいです。

逆に10歳を超えて発達障害だと診断されても、療育しても効果が出るかどうか・・・

なので私は、長男の可能性や将来の選択肢を少しでも増やすために療育を始めたいと思っています。

ちなみに現在は医療機関の受診待ちで、保育園では加配を付けて貰っています。

対して実母は「集団生活の中で、勝手に成長するでしょう」という思いです。

確かに、保育園に入っただけでも長男の中でぐっと伸びた部分はありました。

ですが、凸凹がある子は放っておくと他の子と差が大きく開いてしまう部分も少なくないんです。

加配の先生の声掛けや、療育で本人が上手なコミュニケーションを学ぶことで、もっと伸びやすくなるんですよ。

発達障害の孫がいる祖父母に求められる対応とは

お孫さんに発達障害があると分かったら、ショックだとは思いますがどうかその診断を受け入れてあげてください。

「育て方の問題」「じきに良くなる」という事は、ママに言わないでほしいです。

ママは今まで、発達障害の子のためにたくさん肩身の狭い思いをしてきたかもしれません。

  • 公園で他の子を傷つける
  • 静かにしなくてはいけない場面で奇声を上げる
  • 気に入らない事があると大暴れする
  • 園から退園を勧められる

さらに家庭によってはパパからも理解を得られないママも多いんです。

(私もその一人で、結局離婚となってしまいました)

なので、なるべくおじいちゃんおばあちゃんはママの味方でいてあげて欲しいのが私の思いです。

どれが正解かはわからない!母親が正しいと思った道を選んで

最後に、発達障害の子のママで「実父母や義父母から理解を得られない」と悩んでいる人たちへ。

発達障害の研究はまだ分からない事も多いです。

なので今は療育が有効だとされていますが、10年後20年後はどうなっているか分かりません。

ですが”今”お子さんに何かをしてあげられるのはパパママしかいません。

少しでも子供の可能性が広がると思うなら、祖父母の反対があっても療育や医療起案の受診を目指すべきです。

どれが正解かは誰にも分からないですが、子供の両親が子供のために選んだ手段ならきっとどれでも正解だと思うのです。

我が家は絵本の読み聞かせにKindleを使っています!

Kindle公式より

本の読み聞かせをしたいと思っても、なかなか落ち着いて聞いてくれない・・・

そんな特性がある子は、デジタル端末で電子書籍の絵本を使うとスムーズかもしれません!

実際、絵本に興味がなかった長男ですが、Kindleを使い始めてから絵本に興味を持ってくれるようになりました。

さらにKindleのメリットとしては

  • Kindle端末のほかにスマホやタブレットでも見られる
  • 定額制で、どんどん新しい絵本をダウンロードできる
  • 収納の場所を取らない、持ち運びも便利

と、我が家にベストマッチでした!

月額料金は980円で、200万冊以上が読み放題。

今なら30日間お試しキャンペーン中なので、ぜひこの機会に体験してみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました